旅べえ > 日本旅草子 >

←後 / 前→

九州地方 / ←─後 / 前─→

九州地方B

出発

抜粋

鹿児島県

宮崎県
熊本県

回顧

概要

■鹿児島県で2泊するため、旅程の前半は余裕があるように思われ、国道3号を走っていたが、八代から先は遠回りになるため、九州自動車道に切り替えることにした。

写真
砂蒸し温泉

指宿スカイラインからは、桜島を眺めることができた。ユース・ホステルでは、駐車のために苦労した。また、個室ではあるが、就寝時は暑く、空気調整が有料であるのに、扇風機がないことは残念であった。ただ、夜半は冷え込んでいた。チェックインを済ませると、砂蒸し温泉に出かけた。砂の上で横になり、砂をかけてもらって寝ていると体が温まってくる。健康によさそうだ。翌日は、天璋院篤姫が幼少期を過ごしたとされる錦江湾の今和泉島津家屋敷跡を訪ねたり、鰻温泉の共同浴場で入浴したりした。開聞岳は堂々たる山容だ。
写真
源泉

写真
枕崎駅

西に向かうと枕崎だ。JR最南の路線のターミナル駅である枕崎駅がある。最果ての地に来たわけだ。旧駅舎が残されていたら風情があってよかったのにと思う。枕崎港などを眺めながら当地を後にした。
写真
市街遠景

写真
知覧武家屋敷庭園

北上して南九州に入ると、知覧特攻平和会館を見物した。神風特別攻撃隊の出撃基地のあった場所だ。特別攻撃隊員が国や両親を思って最期に認めた絶筆には胸を打たれる。平和会館では、戦争の虚しさ、平和の大切さ、命の尊さを訴えているという。同じく戦闘機を展示していても、靖国神社とは方向性が正反対のようだ。その後、近くにある知覧武家屋敷庭園を訪ねた。町並みがよく保存されていて感心させられた。

写真
仙厳園から

鹿児島では、薩摩藩主島津氏の別邸跡である仙巌園を再訪した。桜島や鹿児島湾を借景とした広大な庭園があり、明治維新の立役者にふさわしいものであった。隣接する尚古集成館は、産業革命期の機械工場跡だ。城山公園から桜島を眺めた後、フェリーに乗って桜島に渡り、湯之平展望所を訪ねた。鹿児島市街などを一望することができた。
写真
城山公園から

写真
新市街通り

霧島のホテルに泊まったと言っても、ホテルがあるのは旧霧島町ではなく旧国分市だ。温泉郷ではない。予約検討中に分かってはいたが、違和感は残る。滞在の翌朝、市街を散策した。

出発

抜粋

鹿児島県

宮崎県
熊本県

回顧

概要

写真
鵜戸神宮

■宮崎県に入る。日南では、飫肥城下町の雰囲気を残す本町商人通りと武家屋敷通りを歩いた。鵜戸神宮は、駐車場からかなり歩いて向かう。主祭神は神宮名に名前の一部が取り入れられている鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと、神武天皇の父)であり、天照大御神から神武天皇までの6代を祭っているという。日向灘に面した断崖の中腹にあり、岩窟内にある本殿に辿り着くと、厳かな気持ちになる。

写真
鬼の洗濯岩

北上すると宮崎だ。青島では、地層が波に侵食された後に隆起して形成されたという鬼の洗濯岩を見物することができる。しかし、空車のある駐車場がなくて苦労した。観光客と海水浴客が押しかけているようだ。ホテルのある中心部周辺も散策したが、商店街の再活性化が課題のようだ。

写真
照葉大吊橋

翌朝、綾に立ち寄り、歩行者専用吊橋としては最初の建設時は日本一の高さであったという照葉大吊橋を見物したが、渡ることは憚られた。地元の人の利用は少ないようで、建て替えは無駄遣いではなかったかと思う。

写真
天安河原宮

高千穂峡は、3回目の訪問となる。阿蘇山から流れ出た火砕流の固結した溶結凝灰岩が五ヶ瀬川によって侵食された峡谷だ。断崖がえんえんと続いている。その後、天岩戸神社に向かった。西本宮を訪ね、拝殿の背後にある遥拝所から天岩戸を拝むことのできるトゥアーに参加した。その所在をはっきりと確認することができたわけではないが、周囲はひんやりとしており、神聖な場所だという雰囲気があった。さらに、岩戸隠れの際に八百万の神が集まって相談したという天安河原にも足を向けた。

出発

抜粋

鹿児島県

宮崎県
熊本県

回顧

概要

■熊本県に戻って、阿蘇を目指す。ドライヴ中は、Googleマップをカー・ナヴィゲイションとして重宝していたが、離合することが難しい道路が表示されることもあった。

写真
阿蘇山から眺めた里並み

阿蘇山は、火山活動のため、残念ながら火口周辺で入山規制が敷かれていた。高森のペンションでは、オウナーの母親らしい年配の女性とテレヴィジョンで全国高等学校野球選手権大会を視聴していたが、負けている高等学校を応援するのが常とのことであった。割引券を貰った共同浴場では、温泉水を再利用しない源泉掛け流しの湯に浸かり、旅の疲れを癒すことができた。温泉水を再利用する循環風呂との違いを教わったのもこの旅だ。

写真
通町筋駅

熊本に戻ると、熊本城付近に立ち寄った後、レンタカーを返却し、帰宅の途に就いた。

出発

抜粋

鹿児島県

宮崎県
熊本県

回顧

概要

■走行距離は、約950kmであった。旅行費用のうち宿泊料金の最高は霧島の5,200円で、最低は指宿の3,900円であった。

帰宅の2日後には東京への転居が決まり、その翌日に入居先を決めた。転居前に九州地方で印象深い旅をすることができてよかったと考えている。東日本でも長目の旅をする機会を持ちたい。

出発

抜粋

鹿児島県

宮崎県
熊本県

回顧

概要

前訪問地発 当訪問地着 訪問地
出発 福岡県 福岡
8日12:25 鉄路 13:05 熊本県 熊本
14:05 道路 18:50 鹿児島県 指宿
9日09:55 道路 10:30 枕崎
11:10 道路 11:30 南九州
12:45 道路 13:50 鹿児島
16:25 道路 18:00 霧島
10日08:30 道路 10:25 宮崎県 日南
12:25 道路 13:10 宮崎
11日07:30 道路 08:25
08:45 道路 12:20 高千穂
14:40 道路 16:05 熊本県 南阿蘇
16:35 道路 17:00 高森
12日08:30 道路 11:50 熊本
12:50 鉄路 13:25 福岡県 福岡
道路 :道路、 鉄路 :鉄路)

訪問地 宿泊先 単価
鹿児島県 指宿 湯の里ユースホステル JP.\ 3,900 1
霧島 サンホテル国分 JP.\ 5,200 1
宮崎県 宮崎 アリストンホテル JP.\ 4,900 1
熊本県 高森 ペンションくりーむはうす JP.\ 4,860 1

国名 通貨 為替 生活 食料 交通 教養 娯楽
日本 JP.\ 1.00円 1,620
内訳
1,600
内訳
39,007
内訳
0 2,300
内訳

国名 住居 土産 支出計 円換算 日平均
日本 18,860
内訳
0 63,387 63,387 5 12,677
(注)食料費は宿泊施設以外での支払いを除く。

出発

抜粋

鹿児島県

宮崎県
熊本県

回顧

概要

春 夏 秋 冬
夏 秋 冬 春
秋 冬 春 夏
冬 春 夏 秋
春 夏 秋 冬
夏 秋 冬 春
秋 冬 春 夏
冬 春 夏 秋

旅べえ > 日本旅草子 >

←後 / 前→

九州地方 / ←─後 / 前─→