旅べえ > 第7部旅草子 >

←後 / 前→

ネパールE

出発

ポカラ

アンナプルナ

抜粋
カトマンドゥ

成都

回顧

概要

■2024年11月、結果的に国内移動の1日間を除いて16日間となる旅程でネパールに出かけた。102回目の海外渡航は、引き続き甥と同行してのものであった。主な目的は、初回の旅と同じルートでトレッキングをすることであった。利用したのは中国国際航空で、北京と成都でトランスファーを行うことになっていた。しかも、成都では往復路とも自力で空港間移動を行うことになっていた。格安航空券にありがちな条件設定だ。

写真
和楽三号館(泉佐野)

姉宅を出発したのは予定よりも少し遅れたが、大阪での乗り換えを急ぎ、出発1時間10分前には関西空港のチェックイン・カウンターに到着した。しかし、長蛇の列ができており、次第に前に進むことができないようになってきた。最後まで列の最後尾であったが、スタッフに確認すると、チェックインは問題なく行うことができるという。しかし、対応しているチェックイン・カウンターの数は減っていき、隣のゾウンに並び直しをさせた後、元のゾウンに戻すという無節操を見せつけられた。座席指定にも手間取ったが、当初の出発時刻頃になってようやく搭乗券を手にすることができた。優先対応のカードも貰っていたが、それによる時間短縮効果よりも、セキュリティ・チェックのゲイトなどを通るたびに出発時刻を過ぎている乗客を通してもよいかスタッフが搭乗口に連絡して確認することによる時間延長効果の方が勝っていたように思う。途中、中国国内線の搭乗券を紛失するということもあった。搭乗口に到着したのは当初の出発時刻の30分後であり、遅延のため出発前ではあったが、搭乗は締め切られていた。スタッフは乗務員と掛け合ってくれたようだが、結果的に搭乗が認められることはなかった。そして、それぞれ翌日のフライトへの振替を無償で行ってもらったが、宿泊施設料金を補償してくれるということはなかった。当日は泉佐野市内のゲストハウスを確保したが、スタッフと全く顔を合わせることのない非対面方式のため、スマートフォンを使いこなさなければならないチェックインは分かりづらかった。

翌日は、出発2時間半前にチェックイン・カウンターに並んだが、1時間程度経つと後方は前日と同じような混雑になってきた。前日は、不測の事態により混雑しているとの説明がなされていたが、信用することはできないようだ。案の定、当日も出発は30分遅れで、北京首都空港到着は50分遅れであった。乗換時間が2時間35分から1時間45分へと短くなったが、イミグレイションに並んでいる人がほとんどいなかったため、この時点では乗り換えについて楽観的な見通しを持っていた。中国では24時間以内の滞在のためにはヴィザは必要ないとの説明を旅行代理店から受けていた。しかし、出入国カードの記入指示、別窓口でのトランジット・ヴィザの取得指示と続き、トランジット・ヴィザを取得してイミグレイションに戻った時には列は長くなっていた。そして、3回目の申請でようやくイミグレイションを通過し、シャトルに乗って中国国内線の搭乗口付近まで来た時には出発時刻頃になっており、搭乗は認められなかった。落胆して航空券発券カウンターに向かうと、翌朝のフライトへの振替を無償で行ってもらうことができた。成都で空港間移動を行わずにカトマンドゥに向かうこともできる。安心して空港の出発ロビーで夜を明かすことにした。

写真
ホテル・アエロ・リンク

3日目早朝、出発2時間半前にチェックイン・カウンターに並んだが、順調に前に進んでいるとは言い難かった。こちらのチェックインにも多大な時間を要し、しかも渡された搭乗券では搭乗開始が午後となっている。どうしようかと考えていると、当該フライトは遅延になっていると、フライト・ボードを見て甥が気付いた。搭乗券を渡す時に何の説明もないとは不親切も甚だしい。しかも、そのままではカトマンドゥに向かうフライトに間に合わない。そして、24時間以内の滞在とのヴィザの発給条件に反し、オウヴァー・ステイしてしまうことになる。慌てて前夜と同じ航空券発券カウンターに向かった。スタッフも、ヴィザの発給条件は気にかけており、24時間以内の出国という条件を満たす唯一の方法だと思われた香港乗換ルートの提案と振替を無償で行ってくれた。チェックイン・カウンターのスタッフに同等の才覚があればよかったのにと感じた。そして、午後になって香港の赤鼡角空港でトランスファーを行い、宵にはカトマンドゥのトリブヴァン空港に到着した。ネパールのアライヴァル・ヴィザの取得のためには、自分で端末に入力した情報を写真撮影する必要があり、スムーズには進まなかった。そして、予約済みのエアポート・ホテルにチェックインした。甥のスマートフォンにあったGoogleマップのキャッシュが役立った。

3日目は予定では予備日としていたため、予定通り4日目に空路ポカラに向かうことができた。利用したのはイェティ航空だ。ただし、予定では午前中の出発であったが、悪天候のため午後の出発となった。しかも、霧のため空港が閉鎖されており、一旦カトマンドゥに引き返さざるを得なかった。2回目の出発は、宵になろうとしている頃であった。

出発

ポカラ

アンナプルナ

抜粋
カトマンドゥ

成都

回顧

概要

続き

春 夏 秋 冬
夏 秋 冬 春
秋 冬 春 夏
冬 春 夏 秋
春 夏 秋 冬
夏 秋 冬 春
秋 冬 春 夏
冬 春 夏 秋

旅べえ > 第7部旅草子 >

←後 / 前→