■2001年10月、６日間の旅程でフィリピンに出かけた。23回目の海外渡航だ。
■出発時刻の４時間程度前に余裕を持って自宅を出発したはずであった。しかし、職場に立ち寄ったため、成田空港に到着した時には出発時刻の１時間10分前になっていた。出発フロアに到着すると、チェックインの前に行う託送荷物のセキュリティ・チェックのためにものすごく多くの人が並んでいた。前月にニューヨークの２棟のワールド・トレイド・センターがハイ・ジャックされた飛行機に激突されて崩落するなど多大な被害が発生する米国同時多発テロリズムが発生していたため、検査が厳しくなったのであろう。利用したのは日本航空であったが、指定された列に並んでいると出発時刻に間に合わないと判断し、スタッフに相談して、別の方面に向かうフライトのチェックインのための短い列に並ぶことにした。しかし、ようやく託送荷物のセキュリティ・チェックが終わり、チェックイン・カウンターの前に並んでいると、メトロ・マニラに向かうフライトのチェックインの最終案内があった。慌ててスタッフに申し出て、チェックインを受け付けてもらった。イミグレイションでは、日本人用のＥＤカード（出帰国カード）が廃止されていた。
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