旅べえ > 第2部旅草子 >

←後 / 前→

エジプト

出発

アレクサンドリア

カイロ

抜粋
フランクフルト

回顧

概要

写真
シェラトン・モンタザー・ホテル

■アレクサンドリア(アラビア語名イスカンダリーヤ)のノズハ空港に到着したのは、深夜2時半頃であった。出迎えを受け、シェラトン・モンタザー・ホテルに向かった。初めてアフリカに足を踏み入れたことになる。

写真
海岸

写真
市街/海水浴場

アレクサンドリアは、紀元前4世紀にマケドニアのアレクサンドロス3世(アレクサンダー大王、アラビア語名イスカンダル)が遠征途上に建設し、後にプトレマイオス朝の都となった町だ。地中海に沿って東西に細長く伸びている。

夜が明けると、町の概観を把握するため、町の東端にあるホテルから西に向かって2時間程度歩いた。海岸に沿って高層ビルディングが林立しているものの、安普請という印象を受ける。また、市街と海水浴場が隣接しているという構図は興味深かった。海水浴場ではスカーフのような布で髪を覆った女性も見かけた。ヴェイル(ヒジャブ)の一種であろうか。交通量は多いが信号はなく、道路を横断することは至難の技であった。海を見渡すことのできるレストランでケバブを食べた後、バスに乗ってホテルに戻ることにした。どのバスに乗ればよいのか全く分からなかったが、警察官に教えてもらって乗ることができた。

民族舞踊の上演はアラビア系のイスラーム教徒とギリシャ系のキリスト教徒の女性によって行われたが、宗教の垣根を越えた舞踊に感銘を受けた。

出発

アレクサンドリア

カイロ

抜粋
フランクフルト

回顧

概要

写真
スィーディー・ガベル駅

写真
カイロ行列車

写真
スフィンクス

■カイロへは、アレクサンドリアのスィーディー・ガベル駅から列車に乗って向かった。カイロに向かうために当日の夜行便しかないフライトではなく列車を利用することによって、カイロで市内見物をすることができるようになった。ラムセス駅で出迎えを受け、カイロ空港に近いソネスタ・ホテルにチェックインすると、首都の見物を始めた。エジプト考古学博物館でトゥトアンクアメン(ツタンカーメン)王のマスクなどを見物すると、ピラミッドを見物するためにタクシーに乗った。そして、ナイル川を横断してギザに到着すると、古王国時代の紀元前26世紀に造られたとされるスフィンクスからクフ王、カフラー王、メンカウラー王のピラミッドへと順に巡っていった。長い行程の途中では同行しようという勧誘があったが、誰もがピラミッドのウォッチャー(監視員)だと言っていた。ガイド料が目当てなのは明らかだが、ウォッチャーを名乗ることによって観光客を安心させようとしているのであろう。

ピラミッドの見物を終えると、ミニバスやメトロを乗り継いで中心部に戻ることにした。途中で乗り換えのためにミニバスを待っていると、壮年の男性が声をかけてきた。米国系の会社に勤務したことがあるが、アメリカ人は傲慢なため好きになることができないと言っていた。一方、日本人に対しては好感を持っているようであった。普通のアラビア人が抱いている心情に触れたような気がした。

写真
タフリール広場付近

タフリール広場付近で繁華街の賑わいを見物した後、タクシーに乗ってホテルに戻った。

出発

アレクサンドリア

カイロ

抜粋
フランクフルト

回顧

概要

写真
市街遠景

■フランクフルトのフランクフルト・ライン・マイン空港では、乗換時間が5時間程度あったため、Sバーンに乗ってフランクフルト中央駅に向かった。初回のヨーロッパ旅行の際に見物したパウルス教会やゲーテの家などを訪ねたかったが、ガイドブックを持っていなかったため、見つけることはできなかった。

写真
ユーロ・タワー遠景

その代わり、ユーロ・タワーの近くにあるレストランで、サンドウィッチを頬張った。エジプトとは全く文化の異なる国で、旅の疲れを癒すために役立ったのではないかと思う。午後になって出立し、帰国は翌朝であった。

出発

アレクサンドリア

カイロ

抜粋
フランクフルト

回顧

概要

■現地での1日平均の滞在費用は約10,000円であった。滞在費用のうち宿泊料金の最高はアレクサンドリアの約12,000円(491.46ポンド)で、最低はカイロの約7,900円(70USドル)であった。

今回の渡航では、ホテルの確保などのためそれまでにない苦労を強いられた。ホテルの申込みを行い、時差のため深夜まで待っていたにも関わらず約束の時刻に連絡がないということが続き、声を荒らげた。

結局、交通の便の悪い高級ホテルを割り当てられることになった。訪問先からホテルに戻るバスがなかなか来ず、別の宿泊施設に向かうバスに乗った時、バスがホテルの少し手前で道を外れたため、バスを降ろしてくれるよう依頼したが全く停車しようとする素振りを見せないため、またも声を荒らげるということもあった。

出発

アレクサンドリア

カイロ

抜粋
フランクフルト

回顧

概要

前訪問地発 当訪問地着 訪問地
出発 日本 東京
7日13:00 空路 18:00 ドイツ フランクフルト
21:40 空路 8日02:15 エジプト アレクサンドリア
12日08:15 鉄路 10:25 カイロ
13日05:30 空路 08:35 ドイツ フランクフルト
13:45 空路 14日07:40 日本 東京
鉄路 :鉄路、 空路 :空路)

訪問地 宿泊先 単価
エジプト アレクサンドリア Sheraton Montazah Hotel EG.£ 491.46 5
カイロ Sonesta Hotel US.$ 70 1

国名 通貨 為替 生活 食料 交通 教養 娯楽
US.$ 113円 0 0 0 0 0
エジプト EG.£ 24.7円 0 202.64
内訳
68
内訳
0 70
内訳
ドイツ EUR. 110円 0 11.20
内訳
6.30
内訳
0 0
日本 JP.\ 1.00円 0 0 0 0 0
通貨計 JP.\ 1.00円 0 6,233 2,371 0 1,728

国名 住居 土産 支出計 円換算 日平均
70
内訳
0 70
内訳
エジプト 2,493.44
内訳
0 2,834.08 77,883 5.2 14,978
ドイツ 0 0 17.50 1,925 0.8 2,406
日本 0 0 0 0 2.0 0
通貨計 69,475 0 79,808 8.0 9,976
(注)円換算と日平均は他国通貨での支払いを含む。

出発

アレクサンドリア

カイロ

抜粋
フランクフルト

回顧

概要

春 夏 秋 冬
夏 秋 冬 春
秋 冬 春 夏
冬 春 夏 秋
春 夏 秋 冬
夏 秋 冬 春
秋 冬 春 夏
冬 春 夏 秋

旅べえ > 第2部旅草子 >

←後 / 前→