 イスタンブル空港
 イスタンブル空港
 ドルトムント行ICE
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■2022年3月、6日間の旅程でドイツに出かけた。91回目の海外渡航だ。
■1987年の初回のヨーロッパ旅行以来33年連続して海外に出かけていたが、2019年末に発生した新型コロナウイルス感染症のため、2020年から2年連続して渡航なしに終わり、3年振りの海外渡航であった。新型コロナウイルス感染症が収束したわけではなく、ドイツを含めて世界の大半の地域に対して渡航中止勧告(危険度3)という感染症危険情報が発出されている中での出発となった。オンラインで対応することも可能であったが、検査陽性率が数十パーセントと突出して高く、潜在感染者が多いと考えられる日本と危険度はそれほど変わらないのではないかとの判断であった。感染と重症化の危険を減らすとともに、当月から始まった帰国時の自宅待機免除が適用になるよう、渡航前に3回目の予防接種(追加接種)を受け、ドイツ入国と帰国のためにそれぞれ必要となる異なる様式の予防接種証明書を入手した。
■当初は日本航空の直行便を利用してフランクフルトに向かう予定であったが、ウクライナ侵攻に対して日米欧などが制裁を課しているロシア上空を飛ぶのは安全上問題があるため欠航になった。そのため、イスタンブルのイスタンブル空港でトランスファーを行うトルコ航空を利用することとなった。当初予定の成田空港出発ではなく羽田空港出発となったのはよかったが、帰路だけでなく往路も機中泊が必要になった。機内のフライト・マップを見ていると、中央アジアからカスピ海を抜けた後はアゼルバイジャン、ジョージアと進んでおり、かろうじてロシア領には入っていないようであったが、その後はクリミア半島のある黒海上を通過していることが分かった。フランクフルト・ライン・マイン空港に到着すると、EU仕様のマスクを買い、フランクフルト空港駅から直接ICEに乗ってドルトムントを目指した。
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