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韓国N

出発

抜粋

ソウル

忠州

大田
扶余

釜山

回顧

概要

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忠武路駅付近

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明洞

■ソウルへは、KTXに乗って、15時頃に到着した。予約した宿泊施設は、カプセル・ホテルと健康ランドが併設されたようなもので、蒸気房(チムジルバン)と呼ばれるらしい。当地では、「冬のソナタ」のロケイション撮影地巡りの旅で春川訪問前に清涼里に滞在したほかは、ずっと鐘閣周辺で宿泊施設を確保してきたが、初めて南山や明洞に近い忠武路(チュンムロ)に滞在することになった。宿泊費が高騰している当地で、バジェット旅行者の強い味方だと言うことができるかもしれない。身軽になると、明洞に出かけた。クリスマスから年末にかけての時期であったという事情もあろうが、大勢の人が繰り出し、以前よりもさらに賑わいを増していた。

入浴施設は特に豪華ということはなかったが、サウナ併設で、ゆっくりとくつろぐことができた。2泊したが、朝湯の後に飲むシッケという甘酒に似た冷たい発酵飲料は格別であった。

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烏頭山統一展望台から

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烏頭山統一展望台

2日目は、烏頭山(オドゥサン)統一展望台(行政上は坡州の一部、パジュ)を訪ねることにした。同じ非武装地帯(DMZ)の板門店の南にある。ソウル駅から京義線を利用したが、ソウル駅の乗り換えは不便であった。切符は個別に買わなければならないほか、運行は1時間に1便しかなく、平日には運行のない時間帯さえあった。要注意だ。金村(クムチョン)駅から市内バスとシャトル・バスを乗り継ぎ、丘の上にある展望台に向かう。眼下にコリア半島の分断を象徴する臨津江が流れ、対岸は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の開豊(ケプン)だ。肉眼で眺めたり望遠鏡を覗いたりしたが、残念ながら霧がかかっていて、生活の様子を窺うことができなかっただけでなく、建物を確認することさえできなかった。館内には、北朝鮮の生活用品などが展示されていた。

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宣陵

出立日は、宣靖陵が休園であったため、外から眺めただけで当地を後にした。

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水安堡サイパン温泉ホテル

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水安堡

■忠州(チュンジュ)の水安堡へは、ソウルの東ソウル総合バス・ターミナルから月岳山(ウォルアクサン)行バスに乗って向かう。到着すると、目の前に飛び込んできたのは、ひなびた温泉町と呼ぶにふさわしい町並みであった。残雪の市街を予約した温泉ホテルに向かって歩いていった。

調度が整っているホテルには満足することができた。また、隣接するナッチョンタンという温泉施設の利用券を渡された。当地の名物のうち、高価な雉料理は遠慮したが、山菜料理は堪能することができた。

翌日、忠州の共用バス・ターミナルでバスを乗り換えて、大田に向かった。

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kモウテル付近

■大田複合ターミナルに到着すると、地下鉄に乗り換えて儒城温泉に向かう。宿泊施設の相場を確認するために立ち寄った観光案内所では、儒城ホテルの温泉施設の割引券を渡された。別の宿泊施設を確保した後、儒城ホテルの温泉施設に出かけたが、ソウルや水安堡の入浴施設よりも一段と豪華なものであった。実は、割引券は割安な大浴場用のものであったのだが、確認したスタッフが間違えてサウナに通してしまったため、割安な料金でサウナを利用することができたのであった。

翌朝、降り積もった雪を踏み締めながら西部市外バス共用ターミナルに向かい、扶余行バスに乗って当地を後にした。

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概要

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百済歴史文化館

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百済文化団地

■扶余は、3回目の訪問となる。初回の旅の際に泊まった宿泊施設(荘旅館からモウテルに改変)に泊まろうかとも考えたが、料金の関係で近くにある荘モウテルに落ち着くことになった。市内の観光名所は既に訪ねているため、郊外に足を向けることにした。まずは百済歴史文化館と百済文化団地だ。バスの案内はなく、観光案内所で尋ねてようやく辿り着いた。百済歴史文化館では百済における生活の様子を展示しており、また百済文化団地は泗城を復元したものだ。オウプンから年数を経ておらず、またあまりにも整然としているため、古の都だという実感は湧かなかった。

年が改まって、ドラマ「薯童謠(ソドンヨ)」テーマ・パーク(セット場)を訪ねようとしたが、観光案内所で教えてもらったバスが来ない。30分待って諦めることとし、大田からKTXに乗って釜山に戻ることにした。

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参鶏湯

■釜山では、釜山タワーの近くにある荘モウテルを予約していた。チェックインした後、夕食では参鶏湯を堪能した。

翌日の帰国便の出発は午後であったが、特に市内見物はせず、ホテルでゆっくりと帰国の準備をした。旅先で何もしないということがあってもよいと思う。

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■韓国の訪問回数も、中国に続いて14回となり、タイ、中国と並んで最も訪問回数の多い国となった。マレイア滞在を終えた2004年末時点では、タイの訪問12回に対して韓国の訪問は4回に過ぎず、その後の韓国訪問の集中は顕著だ。まだ訪ねていない済州島(チェジュド)も早目に訪問したい。

現地での1日平均の旅行費用は約7,400円であった。旅行費用のうち宿泊料金の最高は大田の約4,400円(40,000ウォン)で、最低はソウルの約2,400円(22,000ウォン)であった。

この旅では、スマートフォンを経由して情報収集をすることが非常に多かった。中国に続いて電子書籍化された日本語のガイドブックをスマートフォンにダウンロウドしてロウンリ・プラネットともども持ち歩いたほか、Wi-FiやGPSを利用した。

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博多港国際ターミナル

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博多港国際ターミナル

スマートフォンに搭載されているGoogleマップは、出国前や帰国後を含めてバス路線の検索のために役立った。バス路線が対象に含まれる経路検索専用のアプリケイションもあるようだが、バス路線を十分に理解していないと使いこなすことは難しい。一方、Googleマップは、地図上で出発地と目的地を指定すると、バス路線を含めて最適な路線を選び出してくれる。この旅では、出国時と帰国時に、自宅の最寄りではないバス停留所と博多港の最寄りではない停留所を高速道路を利用して結ぶ異なる路線を利用することになった。列車利用の場合と比べると歩く距離が短いが、全く知らない路線であるため、Googleマップがなければまず利用することはなかったであろう。

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大田市街

大田で儒城温泉から西部市外バス共用ターミナルに向かう時も、地元の人しか利用しないようなバス路線をGoogleマップが選び出してくれた。

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月岳山行バス

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水安堡

ソウルから水安堡に向かっている時は、終点ではないバス停留所で降車しなければならず、多少の不安があった。忠州中心部の最寄りの停留所を通過したことは理解したが、その先は目印が乏しかった。Wi-Fiを利用することができないため、Googleマップは役立たないであろうと思いながら期待せずに起動させてみると、ソウルの宿泊施設でWi-Fiに接続した時に閲覧していたものがキャッシュとして保存されているらしく、解像度は低いものの地図が描き出された。そして、当日の宿泊先がはっきりと描き込まれていたのだ。Googleが宿泊予約サイトと提携して提供しているのであろう。GPSは有効であり、現在位置は明瞭なので、自信を持って降車することができた。

Wi-Fiは、宿泊施設だけでなく明洞などでも利用することができ、大いに役立った。今後は、情報の一層の活用により、ガイドブックに掲載されていない町をもっと訪問することが考えられるかもしれない。

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概要

前訪問地発 当訪問地着 訪問地
出発 日本 福岡
27日07:55 水路 10:55 韓国 釜山
12:00 鉄路 14:45 ソウル
28日11:30 鉄路 12:20 坡州
15:30 鉄路 16:20 ソウル
29日10:40 道路 12:50 忠州
09:20 道路 10:50 大田
31日08:00 道路 09:25 扶余
1日09:15 鉄路 10:40 大田
11:50 鉄路 13:25 釜山
2日14:25 水路 17:35 日本 福岡
道路 :道路、 鉄路 :鉄路、 水路 :水路)

訪問地 宿泊先 単価
韓国 ソウル メトロ・スパ・キャビン KR.W 22,000 2
忠州 水安堡サイパン温泉ホテル KR.W 35,000 1
大田 kモウテル KR.W 40,000 1
扶余 テミョン荘モウテル KR.W 35,000 1
釜山 釜山荘モウテル KR.W 31,020 1

国名 通貨 為替 生活 食料 交通 教養 娯楽
韓国 KR.W 0.110円 7,750
内訳
107,700
内訳
163,850
内訳
0 7,500
内訳
通貨計 JP.\ 1.00円 849 11,805 17,960 0 822

国名 住居 土産 支出計 円換算 日平均
韓国 185,020
内訳
0 471,820 51,716 7 7,388
通貨計 20,280 0 51,716 7 7,388

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春 夏 秋 冬
夏 秋 冬 春
秋 冬 春 夏
冬 春 夏 秋
春 夏 秋 冬
夏 秋 冬 春
秋 冬 春 夏
冬 春 夏 秋

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