■2014年7月、64回目の海外渡航で13回目の韓国旅行に出かけた。4日間の旅程であったが、初回の旅以来、久し振りに往復路とも関釜フェリー(共同運航会社を含む)を利用することにしたため、現地滞在は2日間であった。北九州との間の国内移動は往復路とも新幹線を利用した。
■この旅では、中国旅行と同様、スマートフォンにダウンロウドした電子書籍版のロウンリ・プラネットを持ち歩くことにした。
|
 星希
 総合バス・ターミナル
|
■往路は、職場から直接下関港に向かった。乗船手続所に到着したのは締切10分前であった。予め、2等室の船舶料金が4割引になる地元民対象の割引制度の利用を伝えており、入会手続を行った。フェリーまでほかにほとんど乗客がいない中を進んでいくことになった。乗船すると、カジュアル・シャツ、ショート・パンツ、ビーチ・サンダルという出で立ちに変えた。同室の乗客は、ほかに二人しかいなかった。そのうちの一人は関東地方在住の壮年の男性であり、船舶料金が5割引になる青春18きっぷ所持者を対象とした割引制度を利用しているとのことであった。男性は、職場からの直行であることを察知し、地元対象の割引制度と合わせて地の利を羨ましがっていた。その上、通勤用鞄が、手提げ方式からバックパッキング方式に変えられると知り、旅慣れていると驚いていた。乗船したのは韓国籍の星希であったため、約300人が死亡した4月の韓国フェリー沈没事故が話題になった。
■釜山港に到着すると、市内見物をするという男性と別れ、地下鉄に乗って総合バス・ターミナルに向かった。
|
|