■2017年7月、再びヨルダンに出かけた。82回目の海外渡航は12日間の旅程であり、羽田空港を出発した。
■カタール航空のフライトを確保していたが、サウディアラビアなどの湾岸諸国やエジプトなどがカタールと国交を断絶したというニューズが飛び込んできた。そして、首都ドーハ発着のフライトの運行が不安定になっているという。仕方なく、前回の渡航と同じくドゥバイを経由するエミレイツ航空に変更した。国交断絶の理由としては、カタールが湾岸諸国の反政府勢力であるテロリストを支援しているということが挙げられていたが、サウディアラビアと敵対しているイランと親密な関係にあることや、ドーハに本社を置く衛星放送局アルジャズィーラがサウディアラビアの人権問題を取り上げていることなどが背景にあるという指摘もあって、理解が難しい。いずれにしても部外者も不便を強いられる。
■今回の渡航では、フライトの遅延のために苦労することになった。当初、ドゥバイにおける乗換時間は1時間15分(搭乗締切時刻までは55分)の予定であったが、到着が定刻よりも25分程度遅れたため、50分(搭乗締切時刻までは30分)になった。その後、ランプ・バスに乗ってターミナル・ビルディングに到着するまでに30分を要し、さらに搭乗口まで急いだが10分を要したため、搭乗口到着は出発10分前(搭乗締切時刻10分後)となり、搭乗を受け付けてもらうことができなかった。
■結果的に、何とか午後のフライトに振り替えてもらうことができ、送迎車の運転手を含め関係者に対する連絡も行うことができたため、日程上支障が生じることがなかったのは幸いであった。
■ただし、エミレイツ航空に対しては、以下の通り疑問がある。
- この乗換は、よく起こると思われる10分程度の遅延でも乗り換えに支障を来す可能性のあるものであったということになるが、どのような考えで今回の発券を行い、遅延時にはどのように対処する予定であったのか、
- エプロンでは、乗換便によっては乗換支援を行っていたように思われるが、アンマーン便がその対象になっていなかったのはなぜなのか、
- ターミナル・ビルディング到着時(搭乗締切時刻と同時刻)、エミレイツ航空の地上職員に事情を説明して支援を求めようとしたのに急ぐようにと言われただけであったが、この時点で搭乗が可能かどうかを決定し的確な誘導を行うべきではなかったのか。
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