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ヨルダン

出発

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回顧

概要

■2017年3月、ヨルダン(ウルドゥン)に出かけた。79回目の海外渡航は、16日間の旅程であった。初回のヨーロッパ旅行の際にトルコのイスタンブルに立ち寄ったことを除くと、初めての西アジア訪問となる。

外務省の海外安全情報によると、ヨルダンの大部分は注意喚起となっていた。しかし、北方で国境を接するシリアと北東で接するイラクでは、世界各国でテロリズムを引き起こしているほか、人権を無視した支配が問題視されている過激派組織DAISH(ISIL、イラク・レヴァントのイスラーミック・ステイト、旧称はISIS、イラク・シリアのイスラーミック・ステイト、イスラーム国という呼称もあるが僭称であり不適当)が支配地域を確保しており、シリア全土とイラクの大部分について外務省から退避勧告(危険度4)が発出されていた。ほかにもシリアでは政府軍と非DAISH反体制派の間の内戦が、イラクではシーア派とスンナ(スンニ)派の対立があり、また両国ともにクルド人問題を抱えている。ヨルダンはDAISHに対する軍事作戦に参加しており、2015年には日本人ジャーナリストなどと同時期に捕虜となっていたパイロットが殺害された。過激派はヨルダン国内にも入り込むなどしているとされており、渡航前は不安があった。

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成田空港

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機内から(ドゥバイ)

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ドゥバイ空港

出発当日、ノウトブック・コンピューターとともに持参するファイルを整理していた。必要なファイルはデスクトップ・コンピューターとUSBフラッシュ・メモリに分散して保存していたが、両者の同期を取ろうとして、誤ってUSBフラッシュ・メモリにあるファイルを削除してしまった。同期を取るためのソフトウェアが、同期取得元であるデスクトップ・コンピューターにないファイルを同期取得先のデヴァイスから削除するという設定になっていたためだ。そのため、必要なファイルを再入手してから成田空港に向かうことが必要になった。夜の出発であり、時間に余裕があってよかった。

フライトは、アラビア人首長国連邦(アラブ首長国連邦、UAE)の一角を占め一都市でドゥバイ(ドバイ)首長国を構成するドゥバイを経由するエミレイツ航空であった。

ドゥバイ空港のフライト・ボードには、サウディアラビアの首都リヤド、マッカやマディーナ(メディナ)に近く世界のイスラーム教徒がハッジ(マッカ巡礼)のために集まる時のゲイトウェイとなるジッダ(ジェッダ)、レバノンの首都ベイルート、イラクの首都バグダード(バグダッド)など、報道などで聞き慣れてはいても実際に訪ねる可能性の低い町に向かうフライトが表示されていた。遠くに来たという感慨に耽った。

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