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ロシア

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■2017年5月、6日間の旅程でロシア・シベリアに出かけた。S7航空(旧シベリア航空)のハバロフスク・イン、ウラディオストク・アウトというオウプン・ジョーを利用した80回目の海外渡航だ。

ロシアと言うと、1991年にソヴィエト連邦が崩壊し、社会主義と決別した後も、事実上自由旅行の難しい国として知られている。日本語のガイドブックでは、現地旅行代理店と取引のある日本の旅行代理店で全旅程のホテルや交通機関を予約し、ヴァウチャー(予約・支払証明書)と受入確認書(インヴィテイション)を発行してもらわなければ、ヴィザを申請することはできないと説明されていた。そして、この取引は現地価格と比べてはるかに割高なのだという。自由旅行を行うことはできないというわけだ。これは、社会主義体制下で成立した複雑な流通システムを撤廃することに対して、利権を奪われることになる関係者が反対しているためのようだ。ソヴィエト連邦の崩壊から十数年が経つというのに、呆れてしまう。

しかし、ウェブサイトを巡回していくと、ヴィザの取得代行を請け負っている業者が多く存在することが分かった。そして、ホテルや交通機関の事前予約は必要ないという。正規の手続きではないのかもしれないが、利用者は多そうなので、利用することにした。そして、3週間ぐらいでヴィザのスタンプが押されたパスポートを手にすることができた。制度と実態がこれほど乖離しているのはなぜなのかと疑問に感じた。

写真
S7航空

ただし、初めてのロシア旅行であり不安であったため、訪問2都市の宿泊施設と両都市間の列車をオンラインで予約することにした。それぞれホステルと3等車だ。そして、しばらく前まで念頭にさえなかったロシアの地を踏むことに胸をときめかせながら成田空港を後にした。

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