旅べえ > 第1部旅草子 >

←後 / 前→

中国 / ←─後 / 前─→

中国B

出発

大連

丹東

抜粋

瀋陽
承徳

北京

回顧

概要

■1996年8月、6日間の旅程で中国に出かけた。海外旅行としては13回目、中国単独の旅行としては8年振り2回目であった。目的は、第二次世界大戦まで日本が傀儡政権を樹立していた満洲国(中国での呼称は偽満洲国)の版図であった中国東北の現状を確認することであった。

九州地方在住中であったため、格安航空券などの準備には苦労した。福岡発着便は東京発着便と比べて就航空港や運行便数が大幅に制限されるのみならず、かなり割高なのだ。

ゲイトウェイは大連とすることを考えていたが、出国日を遅らせて旅程を長くするために、帰国便の出発空港を北京とする中国国際航空のオウプン・ジョーを利用することにした。また、ヴィザについては、個人で申請しようとすると在福岡総領事館に2回赴かないといけない上にインヴィテイションが必要とされるため、旅行代理店に代理申請を依頼した。このように、領事館によっては、大使館で申請する場合と必要書類が異なる場合があるということは、全く理解することができない。ヴィザ取得のための費用は15,000円と、香港のゲストハウスで代理申請を依頼した初回の中国旅行の際の約7.5倍、個人で取得した前回の東南アジア旅行の際の5倍であった。かつて運輸省が海外渡航者数を年間1,000万人まで引き上げることを目標とするテン・ミリオン計画を策定し、折からの円高とバブル景気に乗って達成期限を待たずに目標を達成したことがあったが、海外へのアクセスの悪い九州地方の海外渡航者数は人口比でみて東京都の2割程度に留まっているという。海外渡航状況が地域によって異なるのは年齢構成や海外出張の機会の差異なども影響しているとは言え、国全体として海外への道が開かれたわけでないのであれば、何のための計画であったのかと疑問に思う。

ガイドブックとしては、ロウンリ・プラネットを選んだ。秘境などの訪問の場合に評価が高いことと、同一国再訪の場合は異なるガイドブックを持参することなどによって新鮮な気持ちで旅に臨むのが重要だと考えていることのためだ。記述は詳しく、また、英語版であることはあまり苦にならないが、地図は貧弱だという印象を受ける。

パスポートを更新する必要があったが、新たに設定された有効期間10年のパスポートを選択することにより、青いパスポートではなく、引き続き赤いパスポートを発行してもらうことになった。

地元から福岡までは高速バスを利用した。福岡空港は、博多駅から地下鉄で2駅という至近距離にあって便利だ。ただ、中国国際航空専用のチェックイン・カウンターはなく、チェックインを代行で受け付けているカウンターを探すために苦労した。

出発

大連

丹東

抜粋

瀋陽
承徳

北京

回顧

概要

続き

春 夏 秋 冬
夏 秋 冬 春
秋 冬 春 夏
冬 春 夏 秋
春 夏 秋 冬
夏 秋 冬 春
秋 冬 春 夏
冬 春 夏 秋

旅べえ > 第1部旅草子 >

←後 / 前→

←後 / 前→